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コレクション

北越殖民社関係資料

北越殖民社は、明治19年に、北門開拓の理想にもえた大橋一蔵に率いられた越後の農民が、江別太に移住し、のちに関矢孫左衛門を中心に、江別、浦臼、音更に典型的発展をとげた小作制大農場。以来50余年、戦後の農地改革まで存続した、道内に数少ない大農場の一つで、昭和23年に解散した。
北越殖民社の創立から解散までの資料が、当館に一括寄贈されており、特に関矢孫左衛門の日誌は、単なる個人の日誌にとどまらず、北海道拓殖史を記録した貴重な文化財といっても過言ではない。これら資料は、本道の農場研究に大きな示唆を与え、今後の成果を十分に期待しうる。
資料の種類は、書類、書類綴、台帳、日誌、覚書、写、控、草稿、図面など、殆んど手書きである。
冊子体の目録として、『北越殖民社関係資料目録』(北海道立図書 1971 請求記号:016.2/HO)あり。