〔一九五〇年四月二十三日〕② 「愛国社会党」構想〔浅沼稲次郎宛〕「北海道一党員書簡」次〕政治局員が出席す。議題及び決定事項左記の通りである。② 民協今後の運営について、社会党は労農党提唱の四党共斗は行はないが、民協を通じて従来どほりの斗争を行ふことを表明した。③ 農民新党は党内事情により民協を脱党した。今回之選挙で極右極左の進出を予想以上に見せられたが介意する必要はないと思ひます。今日の我国の現況は斯う申しては過言かも知れませんが政治経済面共ゴム風船上の舞踏とでも評したい処で、乱舞したら破裂を導くのみで、恐らく民自の多数横暴も再現しましようし又共〈中略〉(北海道大学附属図書館所蔵)一九四九年一月二七日産党の攻勢も不遠処に熾烈を極める事は凡そ想像に難くない処で、此れを真に調整する役目は当然我党以外にあるべき筈はなく其責務は重且大と信じます。改称して は如何ですか。心ある国民は愛国の熱情に燃え盛つて来て居ります事は見逃がせぬ処と確信いたします。道連第二回支部代表者会議を道議会社会党控室で開催す。〈中略〉愛国社会党(国立国会図書館憲政資料室所蔵浅沼稲次郎関係文書(その3)12241)「日本社会党北海道支部連合会期間報告」一九五〇年社会党道連報告(第二回参院選)第1章 国内・道内政治① 104 24
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