北海道現代史 資料編1(政治・行政)
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〔一九五一年五月一六日付け日報〕Daily ReportsMay 1951, せん。よくわからないわけであります。又中央の方にどういふ変化があつたのかといふ事も実はまだ聞いて居りません。この点は只今知事〔(田中敏文〕が上京して居りますので帰庁すればハツキリするだらうと思いますが、そういふ関係で只今お答が出来ない事は洵に恐縮に存じます。それから審議会と協議会との性格の点について、  ろのその流れを汲んだ役所の中の一つの連絡調整機これは同じものでないか、それとも或はこの性格が違ふのかというようなお話であつたのでありますが、これはこの関係がどうなのかといふ問題であろうと思いますが、実は安本にできたのは永井さんが仰しやつたように北海道開発庁を多少ちぢめましたとこ関であります。しかしやつて居りますことは必ずしもそればかりでなしに色々研究さるべき問題も或は中に入つて居るかも知れませんが、本来の性格は役所の中の一つの連絡調整機関であるわけであります。従つて資料のあとの方についてあります委員の顔触編者注)れによつて御承知を願いたいと思います。北海道からは知事と道議会議長が委〔(員〕に入つて居ります。しかし今度出来たのはそれと違ふから性格が若干違ふように考へて居ります。それでその本当の性格はどうかといふことをこゝで私からハツキリ申上げられませんが多少開発庁の流を汲んだ審議会といふものに政治的な意味合を持たせるのではないかといふふうにしか答へられないわけであります。一応この程度で御了承をいただきたいと思います。という道民に不人気な計画をめぐる中央政府の意図に(一般財団法人北海道開発協会所蔵)〔GHQ民事局別室日報〕(「編者注)」所収)一九五一年JapanReports: *② 防共による北海道開発局構想への対抗第3節 独立後の北海道開発と政党11310.北海道の副知事が、北海道開発局を道内に設置する

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