北海道外数県について審議するため、十日午前十一時から、千代田区市ヶ谷の衆議院副議長公邸で、佐々木〔(更三〕委員長外十余名の選対委員に、三宅〔(正一〕総務、伊藤〔(卯四郎〕財務の両局長を加えて開会されたが、さきの選対委員会で事情聴取のため招致された道連代表高野〔(編源者注蔵)〕執行委員長、井野〔(正揮〕選対委員らの執行部側、これに対抗して木下〔(源吾〕公認要請の党旭川支部舟本支部長、栗山支部喜多〔(幸章〕支部長、労組代表としての国鉄函館地本槇執行委員長、雨宮〔(昭〕全市連書記長ら十余名が、呉越同舟で、午前十時副議長公邸待合室に待()期した。午前十一時十五分、木下公認要請側から呼出しがあつて、喜多栗山支部長が代表し下部党員の声を、また木﨑谷〔(編正者注次)〕国鉄釧路地本委員長らが道内労働組織の支持状況を、別項の如き諸点について詳細説明、木下候補なしに参議院選を斗う事は不可能に近いことを一時間半に亘つて強調、全委員の理解に訴えた。これに対し、赤松編者注)ママ〔(編哲者注夫)〕国鉄旭川地本書記長、雨宮全市連書記長、加賀編者注)編者注)編者注)編者注)編者注)編者注)編者注)(勇)細迫〔(兼光〕の各委員を始め旧左右を問わず全委員から質問が行われ全員の理解を深かめるに成功した。ついで、高野執行委員長、井野選対委員が米田〔(編勲者注〕)、大矢〔(正〕の公認申請経過、木下非推せんの理由について聴取されたが、木下非推せんの理由は遂に明白にされずに終つたため、各委員の諒解するところとならず、来る二十四日から三日間開会される選対委員会において再審議することとなつた。木下公認も未解決に終つたが、道連申請の公認問題は、四日についでさらに再審議せられることとなつたので、今度こそ木下の公認獲得を実施せねばならないので、午后五時から党及労組関係者が、参議院会館一号室に参集 別項の如き方針を決定、中央、地方相呼応して斗いを進めることとなつた。選対委員会で木下公認要請側からつぎの諸点が強調された。一、道連は候補決定の原則を破棄した。木下議員公認要請の陳述(要旨)編者注)第4節 農民団体・労働団体の叢生163
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