委員 渡部常雄 的な候補者の考え方が一般市民にはあまり理解されないと思うから、演説会は有意義なものだと思う。ことに千歳の場合は選挙運動に入れない地区もある。自衛隊員に聞いてみても誰にいれていいのか、誰がどんな人かわからないという、部隊のムードで投票しているようなものだという声も聞く。立会演説会を開けば隊員も聞きにくると思う。どの候補によらず、市のために立候補したという意見は皆同じだろうが内容において、それぞれの行政のあり方がちがうと思う。そういう意見を一般に披瀝してもらうことも大変立会演説会は有意義なものと思う。他の市町村で悪い例もあるようだが派閥等はどこにもあることだから、そういう事をいちいち取上げることはないと考える。千歳は特殊な環境にあるので、一般に広く候補の政策なりを聞いてもらうため立会演説会は開くべきであると思う。実際問題として選挙公報のみでは具体(千歳市役所所蔵)小選挙区制の導入をねらう海部〔(俊樹〕首相は二十二日、旭川市で「政治改革国民集会」と銘打った集会を開きましたが、来道を前に、夕張市議会が十八日、保守系会派を含め小選挙区制反対を決議しました。道内最初に、決議した夕張市議会の各会派の代表は「小選挙区制は民意を反映しない」と語っています。この反対決議は、日本共産党、社会・市民クラブ、保守系の政友会が共同提案したものです。本会議では一部保守系議員が退席したものの、三会派に加え公明党も賛成、出席者十四人全員の賛成で採決しました。決議は「自民党の『政治改革』とは四〇%の得票で八小選挙区制許さず全道に先駆け夕張市議会が小選挙区制反対決議日本共産党夕張市委員会・「民報ゆうばり」編集局『民報ゆうばり』五七〇号一九九一年六月三〇日編者注)小選挙区制反対論(夕張市議会) 第2章 国内・道内政治②39 280
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