北海道現代史 資料編1(政治・行政)
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三〇分、田口〔(健二カ〕代議士より拒絶してきた。しめたと思った。夜、赤坂の『大久保』にて野坂〔(浩賢〕建設大臣を含めて山口二郎北海道大学教授、石川真澄氏との会合。村山総理のブレーンづくりと憲法について話し合う。「創憲論は山口教授の創作で、①国際紛争解決は話し合いでとする真理は生かして行く。②ポスト冷戦下では違憲のみでは時差的誤りあり。③自民党も改憲をひそめ、防衛費GNP一%以内、非核三原則をのんでいる以上、違憲一点張りでは政治的でない」とのこと。一五時、野坂建設大臣と会う。新党の件・札幌発言・予算委員会のことなど。〈中略〉〈中略〉〈中略〉編者注)編者注)編者注)〔(鶴男〕総務庁長官らより発言。自民党に不信感をもつ伊東秀子氏を励ます会、馬鹿馬鹿しくなり、途中で抜け、『千代田』で鰯のたたきで一杯やって夕食。朝食を議会食堂でとる。永井孝信・池端清一両代議士と同席。北海道は党内における中庸を頼み、兵庫の組織割れの取りまとめを永井代議士に促すと「僕自身が離党かどうか、半々なり」と言う。「離党したら国対委員長並みの今の権益は無いですよ」と、申し上げる。閣僚懇談会。伊東秀子代議士の北海道知事選出馬について、自民党の佐藤孝行道連会長が伊東氏を推す件で山口一〇時、企画会議。北海道での首相訪米後の第一声の扱いを協議するも、山花問題に触れざりしは手抜かりで〈中略〉〈中略〉〈中略〉〔九四年八月八日 月〕〔九四年一〇月一四日 〔九四年一一月二八日 金〕月〕〔九四年一二月二日 〔九五年一月九日 〔九五年一月一〇日 金〕月〕火〕第4節 冷戦終結後の政党再編と北海道291 

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