〃 を引き廻している現状であり、本年六月の全学連第十四回定期大会においては、本道が「共産主義者同盟」の牙城として高く評価され、更に道学連委員長唐牛健太郎(北大)が全学連委員長に選出されたのと相俟つて、本道における学生運動の方向は益々強化確立されるに至つた。〈中略〉㈠ 本道における日共の組織の現状1.党勢力本道日共の党勢力は、道委員会 地区委員会 細胞 で、外に党シンパが一、八八二名存在している。六全協直後の党勢力は、地方委員会 県委員会 地区委員会 一 委員数 一九 〃 二五五 登録党員数二、一〇六名一 委員数 一〇 〃 四〇 であって、これを比較すると地区委員会数においても、細胞数、党員数においても激減している如く見えるが、六全協直後は県委員会が各種斗争の指導機関として、実質的には地区委員会の役割を果していたもので、従つて当時の地区委員会は有名無実の存在であつた。現在の地区委員会は数字の上では減少しているが、これは居眠り状態の地区委員会を整理統廃合して、拠点的地区委員会に改組されたもので、実際には強化されている現状である。二五名一七四名るが、これは六全協後数次に亘る各級党会議、或は第七回全国党大会の代議員選出途上において、細胞の統廃合が行なわれ、無活動党員が整理されたもので、現在勢力の二、一〇六名は所謂「党員手帳」を一五名有する活動党員のみの数である。一一五名細胞 三四五 細胞数が九〇、党員数が一、〇六二名減少してい(北海道大学附属図書館所蔵)党員数 三、一六八名第3章 防衛・治安372
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