半から徹宵、組合幹部の〔人 〔人 名〕氏、それに本部書記長の〔人 中心となつて、所長、副所長を「吊し上げ」にした事件で、以上五氏他二氏は監禁、暴力行為等処罰に関する法律違反に問われ告訴されたが、二十四年四月やつと〔人 名〕氏徴役五ケ月その他の判決でピリオドを打つた。また二十一年四月には三菱日本()美唄炭礦では(わゆる「軽音楽事件」が発生したが、この月には北炭幌内炭礦労組が職組の協力を得て経営管理に入り、ついで北炭全炭礦の生産、経営管理を断行、要求貫徹した。八月には全炭では平均賃金坑内五十円、坑外三十五円を要求、交渉決裂、十月十日には、三十三組合が一斉ストに入り、九月の国鉄七万五千人馘首反対に立さ()あがつた道労組共同斗争に歩調をあわせた。この炭礦ストによつて四万トン減産、札鉄では十六日から列車の四割削減のやむなきに至つたと言う。「斗う道炭」の偉力はこの一斉ストによつて一層鳴りひびいたのであつた。名〕、〔人 名〕、〔人 名〕、名〕氏などが組合結成以来たゞ一度も戦斗を支()へることなく、全道一の高条件を組合団結の威力たゞ一つで戦ひ取つて来た美唄炭砿労働組合は去る八日断然要求を提出し、今や苛烈なる斗争を捲き起さんとしてゐる。炭砿聯は別項〈略〉の如く全力を挙げてこの斗争に参加し、之を勝ち抜かせなくてはならない。それとともにこの斗争を通じて現在進行中の団体協約斗争を極力支援し、勝利に導かせなければならない。尚美唄の兄弟は得意の生産管理によつて稀代の悪砿業所長[人 い脱カ) ち 東支援射撃の第一弾 美唄組合憤然蹶起!援護射撃の火網を全道に張りめぐらせ!名]を打倒せんと物凄く張り切つてゐる。水(北海道労働資料センター所蔵)北海道炭砿労働組合聯合会『炭砿聯ニユース』№三 一九四六年一月一九日交カ4 三菱美唄炭鉱労働争議支援と要求内容1005第1節 戦後復興期の労働運動
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