北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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主催の講習会其の他に関係職員を受講せしめ資質を向上せしめんとするものである。労働教育諮問委員会を図る為には関係者の意見を聴取尊重して民主的に行ふ事が必要であるので、当部に於いては北海道地方労働教育諮問委員会及北海道地方使用者労働教育諮問委員会(目下設置手続中)を設け、道が行はんとする重要施策につき諮り円滑なる推進に努めて居る。講習会、講演会等に依る労働教育民主的労働組合の発展の為にG・H・Q、又はM・G〔(軍政部〕及大学等の協力を得、随時各所に於いて講習会、講演会を開催すると共に、適当講師の斡旋に努めて居る。尚、左記は特にG・H・Qよりの要望に依り開催せ        名来札、八月二日より六日間、札幌市に於いて開催んとするものであり目下具体的計画を樹立中であり、苦情処理機関に関する講習会、六月二十二、三、四の三日間札幌市に於いて開催。G・H・Qより講師四編者注)夏季労働大学出版物による教育定期刊行物―月刊北海道労働時報を刊行する(第一号刊行済)。不定期刊行物―G・H・Q、本省其の他よりの資料中適当なるものを選定刊行する。ポスター、リーフレット―毎月一種類発行する。労働文庫の整備拡充労働教育の一方法とし、内外の労働関係図書の蒐集を為し労資及一般大衆の閲覧に供する為札幌市道立図書館に北海道労働文庫を設置すると共に、各労政事務所に労働文庫を設置し利用せしめてゐる。蔵書は未だ充分とは云ひ難いが今年度中には相当整備する予定である。視覚による教育視覚による教育は特にG・H・Q労働課よりの慫慂もあり幻灯機、紙芝居を備付け随事組合員の教育に当つてゐる。当幻灯機は目下六台のみ入荷済であり主要労政事第10章 労働運動(6) (3) (5) (2) (4) 1022

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