道十八ケ所五五地区をオルグし、斗いの盛り上げと地区共斗の確立をはかつた。五.斗争の概況1.炭労は大手八社の二、〇〇〇円アツプを最低保障賃金の要求は、昨年の十二月二十日になされ、中央に於いては対角線交渉で二月五日第一次回答五〇〇円アツプが示されて、やうやく本格的交渉に入つた。私鉄は一月二十三日、一、二〇〇~二、〇〇〇円アツプ、年令別最低保障賃金要求をかゝげ、三月上旬より本格斗争に入つた。紙パは二、三〇〇円~二、八〇〇円、全鉱は一、五〇〇円アツプを要求して二月下旬~三月上旬斗争に入り、官公労と共に完全に足なみが揃い、本格的斗争に入つた。炭労は二月二十日、国鉄は二月二十一日第一波に突入したが、本道に於いては三月六日より国鉄炭労の共斗によるピストン斗争が行われた。即ち国鉄は三月六日、更に九日、十日、石炭貨車二、国鉄第1.要求状況1.要求方式2.要求時期3.要求額第2.斗争経過〈中略〉部門(山元〔(炭鉱の所在地〕、積出駅港三七駅)の職場大会の実施、炭労は七日より第二波四十八時間、十二日より第三波七十二時間ストに突入、炭労の減産斗争と国鉄の石炭貨車の回送を積込み、輸送のマヒをねらつての完全戦術がとられ、春斗は内容的にも戦術的にも大きく前進した。一定額一、〇〇〇円+一定率七%三十一年十一月十七日三十一年十一月以降 (昨年は基準内の平均一二%引上げで、約二、〇〇〇円)現行一七、九五一円編者注)二、〇〇〇円1027第2節 高度経済成長期の労働運動
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