国鉄労組は、三十一年十一月十七日、三十一年十一月以降二、〇〇〇円アツプと最低保障給八、〇〇〇円、定員確保等を要求して来たが、一月二十八日~三十日の三日間国鉄労働会館において第四十六回中央委員会を開催、新賃金二、〇〇〇円、最賃法制定、不当処分撤回、三十年度賃金の早期確定等を中心目標として、全国一斉職場大会を行うことを決定した。中斗の態度も、春斗に炭労とともに柱となる期待に応えて、昨年末以上の斗争を行うことを明らかにした。その后当面の行動について、二月一日次の指令を発した。「斗争指令第十八号」1.二月二十一日以降、地本ごとに計画し、順法斗争、職場大会を行うこと(この行動は第四項の実力行使との関連性を考えて計画すること。)職大度とし、業務機関の種類、数は地本できめる。2.労基法第三六条協定は、実力行使の進捗に応じ、編者注)〔(職場大会〕の時間は、休憩時間を含め二時間程議を開催し、今后の斗争について協議した。会議は本部提案の春斗戦術計画を中心に今后の方針について論議し「三十年賃金確定及び昨年の給与是正の二八〇円の予算化。三十一年賃金は確定の上積みとする」等の方針を確認し、春斗戦術計画を決定した。停委員会において検討されたが、三月六日に至るも提示されず、三月九日以降に持越された。画し、いわゆる〝ピストン斗争〟実施について下部にこれが取扱いは地本毎にきめる。3.春斗における斗争目標は、第四十六回中央委員会決定の諸目標に地方ごとの独自目標を加える。4.二月二十一日~二十三日の三日間地域を指定して順法斗争、職大を行う予定である。指定地域は別に指示する。職大の時間は、勤務時間中おおむね三時間とする。二月十九日国労は、熱海市において全国企画部長会一方新賃金問題は、二月二十六日以来連日公労委調国労は、第二波斗争に引続いて、炭労との共斗を計1028第10章 労働運動
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