北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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指示した。国鉄札幌地本は、炭労との共斗に伴い、六、九、十の三日間、炭砿地区の各線で一時間から四時間の職大、順法斗争、超勤拒否を行うことになり指定駅を発表した。これに基づき各指定箇所ではそれぞれ、六日より斗争を実施したが、まず、石炭の主要船積港である室蘭操車場を皮切りに、石炭列車関係の部分ストに入つた。室蘭操車場が第一、第二運転室でそれぞれ職場大会に入り、到着の石炭列車三本と山元送り貨車仕分作業などが完全にストツプした。又実施駅では外部からのピケはまつたく見られず、平穏のうちに職場大会が行われたが、このため山元発送駅の石炭積出作業、中間駅の列車編成作業などが混乱した。1029第2節 高度経済成長期の労働運動   

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