② 販売数量の減退、在庫の増加による操業度の低(がコスト高をまねいている。③ 亜麻事業の特殊性と在庫の増加から金利の負担を大きくしている。④ 去る三十四年に行つた賃上げが労務費の負担増になつている。以上のごときものでありますが、然しこれらは会社側 糸 のに他なりません。とくに会社側の図()の中に組合対策がの全くずさんな経営にもとずくものであり、しかも、在庫、損益についても会社側の挙げている数字には疑問もあります。更に池田内閣の強力におし進めている貿易の自由化によるシワ寄せを全て労働者におしつけて来たも含まれていることをみのがすわけにはまいりません。(帝繊労組のうち札幌□(□が、全道労協、地区労加盟であり、他の本州各支部は全繊同盟の加盟を志向して□(□、ここ数年来、全国大会の度ごとに問題になつて来た)帝国繊維は、安田金融独占につながる繊維製品の生産を主とした工場であり、現在札幌工場の他に鹿沼(栃木ママ支部カ)下脱カ)対立カ)県)、磐田(静岡県)、大聖寺(石川県)、二天分工場(石川県)、大垣(岐阜県)に生品工場をもち、更に道内に十八の原料工場を有して(内四ケ所は休転)おります。今回の合理化の内容は、① 鎖)② 部門は二天分工場に移し、ここを第二会社とし下請にする。③ 男子従業員三三〇名は八ケ月間の休職とする。と云うものでありますが、① 宅等からの通勤者であるが、寮に住み()の人も実際上は配転されず、ほとんどが退職金もないまま失業する状態になること。② る「特別の理由による」ものを適用したものであり、標茶、帯広の二原料工場は休転とする(実質上閉札幌工場は閉鎖し、製紙()部門は鹿沼工場え、織物女子従業員は事情あるものを除いて本州え配転、女子従業員中、事情あるものとは、家庭もち、自男子のうち八ケ月休職と言うのは、労働協約によママ第2節 高度経済成長期の労働運動1033
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