北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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スクラツプ化の先制攻撃であるとの意志統一の上、道石特委員会に持ち込むことや、知事折衝を行ない政治的に再建への糸口をつかんでいくよう行動を推進する。道・通産当局との交渉をもち再建の方途発見に努力する。時期・情勢をみて関係官庁に対する山元代表・自治体代表による閉山反対・豊里鉱再建についての要請行動を展開する。2 組織的行動全道労協に本年六月頃に予定される抜本策に対する全道労働者の認識向上対策の具体的活動を申入れると共に本斗争の支援を要請する。現地斗争の推移を判断し石炭政策の変更及び豊里支部閉山反対斗争全道集会開催の要請を行う。三 現地・地区協及び支部の行動について1 現地々区協の行動中斗指令に基づき現地赤平地区協は次の如く行動  を推進せよ。前項の如く地区斗争機構を確立するが、これに先きだち五月二十三日午前十時より地区指導委員会を招集せよ。実情の詳細を説明するため斉藤組織部長を派遣する。早急に赤平市自治体に申入れ「豊里炭鉱閉山反対・同鉱再建」に関する市議会の決議を取付け一大陳情行動展開を要請せよ。この場合、時期的判断について現地対策委及び道対策委と密接なる連携を取れ。事態の推移を判断し地区労内に閉山反対市民会議的機構を設置し、自治体共斗体制を高め、一大住民大会の開催などを企画、実施せよ。又、市民向ビラ配布行動等を行え。中斗指令による鉱員引き抜きなど本斗争に支障をきたす行動の発生せぬよう、適切なる指導を行え。その他、本斗争推進に関する必要なる諸行動を第2節 高度経済成長期の労働運動(2) (5) (4) 1047(1) (3) (3) (2) (2) (1) 

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