一〇四七名の解雇撤回JR復帰・不当労働行為根絶!抗議の座り込み・ハンスト不当解雇撤回JR復帰まで闘い続けます自活でがんばる闘争団現在全国の三九都道府県の労働委員会から、一〇二本の連続した勝利命令が出されています。JRの労務政策が社会的にも指弾されました。JR各社は、労働委員会命令を一切守ろうとはせず、事件の解決を先延ししようとする不当な態度をとっています。国鉄の分割・民営化に際し行われたJRへの採用差別から五年、昨年四月一日に国鉄清算事業団から一、〇四七名が再び解雇されて一年半が経過しています。この間、闘争団を結成し、アルバイトや物資販売等を行い、 〔国鉄労働組合北海道本部作成ビラ〕(「国鉄民営化ビラ S六〇~H六」所収)一九九一年一二月生活を維持しつつ闘い抜いてきました。しかし、アルバイト先における重傷事故や疾病という事態が数多く発生し、地労委の勝利命令の実行を得ることもなく、三名の仲間が心不全等によって短い生涯を閉じるというまことに悲惨な状況も起きています。労働委員会命令が何ら尊重されず、放置されるとすれば不当労働行為救済機関としての労働委員会制度が根底から崩されることになります。そして、首を切られた一、〇四七名とその家族が苦しめ続けられることは人権と民主主義の上からも許されることではありません。私達は、中央労働委員会がその責任と権限を発揮し、 採用差別事件について年内に解決を求めるために今秋から年末にかけて総行動を計画しております。正念場を迎えた私たちの闘いに是非ともご理解を頂きまして、ご協力下さいますよう、宜しくお願いいたします。私たちは、三十日から五十時間のハンスト(断食)を中労委は即決断を!JRは中労委で早期解決はかれ国鉄清算事業団職員再就職への取り組み第3節 安定成長期以降の労働運動106321
元のページ ../index.html#1077