北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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ことにより、戦後北海道の多様な歴史に光を当てることに努めています。このため、本書の編さんにおいては、公立図書館等で所蔵されている公文書や新聞、団体誌等だけではなく、多くの企業や団体等にもご協力をいただき、一般には公開されることの少ない内部文書を始めとする貴重な資料を収録することができました。収録に当たり、多くの事例を紹介する必要から、資料は一部を抜粋して掲載せざるを得ないこと、また、取り上げた事象の総体を資料のみで把握することは難しいと考えられることから、その資料の意義や背景などが理解できるよう、各章の冒頭に簡潔な解説を付しました。新たな道史の編さんのため、幅広い分野に及ぶ研究者が、専門委員又は調査研究委員・調査研究協力委員として参画し、道内外で調査した資料や、これまで蓄積してきた研究の成果を駆使して、この『北海道現代史』の「産業・経済」編に続き、「社会・教育・文化」編、「政治・行政」編、通史編(一・二巻)、更に概説『北海道クロニクル』(上・下巻)、『北海道史年表』をまとめあげていく予定です。最後に、本書は、道内市町村、企業・団体など様々な機関、個人の関係者の皆様の多大なるご協力、ご支援を得て刊行することができました。ここに厚くお礼申し上げますとともに、今後とも引き続き、ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。  令和五年(二〇二三年)三月北海道史編さん委員会 編集長  3   桑原 真人 発刊に当たって

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