北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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男子一人以上ヲ有スル家族又ハ男子ノ単身者四 受入ノ目標㈠ 第一次ノ受入目標ハ五万戸(二十万人)トシ各支庁管内ニ受入ルベキ戸数ノ割当ハ別表ノ通リトスルコト〔(別表未収録〕而シテ曩ニ割当テタル八千戸分ハ右ノ内ニ包含サルルモノナルコト㈡ 受入ノ実行ハ就農其ノ他ノ便宜ノ多キ場所ヲ先ニシ適当順位ヲ定メテ順次之ヲ為スコトトスルモ先ヅ割当済ニ係ル八千戸ヲ消化セシムルヲ当面ノ目途トスルコト五 就  農 歩 隊長ヲ定メ原則トシテ集団的ニ就農セシムルコト㈠ 帰農者ニ付テハ受入地区別ニ隊ヲ編成シ隊毎ニ但シ土地、収容建物其ノ他現地ノ事情ニ応ジテ分散就農セシムルモ已ムヲ得ザルコト(此ノ場合ト雖モ隊ハ編成スルコト)㈡ 就農者ニ対シテハ差当リ不作付地、未墾地等ノ編者注)㈢ ㈣ 中ヨリ適当ノモノヲ選ビ一戸当概ネ一町歩程度ノ土地ヲ貸付シテ耕作セシムルト共ニ入殖地農家ニ援農セシメ之ヲ通ジテ北海道農業ヲ体得セシムルコト北海道農業ヲ体得シタル後(大体一箇年程度)引続キ営農ノ熱意ヲ有スル者ニ対シテハ国有未開地ニ付イテハ土地ノ状況ニ応ジテ一戸経営上適当ナル面積(畑適地ハ十町歩乃至十五町ヲ()程度、水田適地ハ五町歩程度)ノ土地ヲ貸付シ開墾成功後無償付与スルコト又民有地ニ付テモ大体右ニ準ジ適切ナル処置ヲ講ズルコト従ツテ差当リ就農セシムベキ土地ニ付テモ可及的此ノ点ヲ考慮シテ適当ノモノヲ選定スルコト帰農者中ノ適格者ニシテ特ニ希望ヲ有スルモノニ付テハ一戸経営ノ土地ヲ与ヘテ直チニ国有未開地等ニ入地セシムルコト貸付スベキ土地ノ中民有地ニ付テハ市町村又ハ農業会ニ於テ借受之ヲ貸付スルコト165第1節 農地改革と戦後開拓

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