北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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北海へ百四十戸入植去る九日、十日両日、東京で開催された農林省主催「北海道入植打合会議」の結果、本県からは、本年度、十勝支庁管内中川郡西足寄村元軍用地跡オンネナイ、モキトウシ両地区(約千四百町歩)に百四十戸が入植することに決定した。入植者は、満洲からの引揚開拓民が大部分を占め、南   県、柏倉門伝、柴橋両村で、入植者と懇談会を開くこと村山郡柏倉門伝村七十戸(オンネナイ地区)、西村山郡大谷、高松、柴橋村七十戸(モキトウシ地区)が予定され先遣隊三十名は、十一月上旬現地に出発する。なほ二十八、九日頃には北海道庁および西足寄村より係官が来になつてゐる。『朝日新聞(山形版)』一九四六年一〇月一六日(既報)北海道十勝国中川郡西足寄村地区へ本県から引揚開拓民百四十戸の入植が決定したが、その先発隊として、柏倉門伝村から十九名が二十日に、庄内から三十五名が二十五日に夫々出発する。高松、柴橋両村は準備整はぬため無期延期となつた。なほ本隊出発は明年三月となる見込。選挙戦のさなか五月の農こう開始季をまえに先遣隊の手でバラツク建設もおわつたので二十一年度県計画の北北海道への入植者 廿五日に先発北海道開拓に出発 五百名の入植本隊『朝日新聞(山形版)』一九四六年一一月一七日『山形新聞』一九四七年四月五日(山形県県史資料室所蔵)(山形県県史資料室所蔵)① 満洲移民から北海道入植へ(山形県)2 「満洲」からのJターン入植168第2章 農業

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