北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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査課長ト将来ノ開拓政策ニツキ懇談ス。四/九援護会ニテ自興会主催ノ壮行会アリ。四/八新井悟郎氏、四/一〇福本氏先発。四/一二     正午ノ臨時列車ニテ上野駅出発。四/一三第七便壱岐丸ニテ函館着、同夜臨時列車ニテ函館発、長万部ニテ下車。(標茶町所蔵 標茶町史資料№一一一六)さて、日本経済の民主化と農業生産力の発展をうたつて華々しく行われたところの農地改革はどのような仕事をなしとげたのであろうか。まず第一に不在地主所有の全小作地、在村地主所有の平均一町歩(北海道四町歩)をこえる小作地を国家が強制買収して、これを自作農創設の形で「自作農として農業に精進する見込のあるものに売渡」したことである。(第二表〈略〉)その結果、戦前半世紀にわたつて全耕地の半分近くを占めていたところの小作地二四〇万町歩のうち約二〇〇万町歩を解放し、小作地の比率は一挙に一北海道における農地改革〈一九四六~五五年〉農地改革の成果農地改革とその成果・限界北海道農業会議『北方農業』五巻九・一〇号一九五五年一月3 〔北海道における農地改革田邊良則〕172(2) 第2章 農業

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