北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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かつたですね。D ひどいといえば、課員の中で、昼になるとハンゴーにいもを入れて、塩をかけて常食として頑張つたのがいた。そんなことで十数名位の人が戦争と農地改革の重労働の犠牲となつて倒れているんじやないか。H 窓は課長の後だけで、あとは書類で一杯。夏になると褌一枚、パンツ姿で仕事をしていた人もいましたね。改革に熱心だつたG、H、Q―沖縄行きの話―A GHQから叱られたという話があるでしよう。B GHQからヒユーズという人がきて北海道の買収率が低いというわけで叱られた。地方に一緒について歩いた。牧野買収の割当があり、問題は牧野の定義と相なつた。北海道は牧草地が非常に荒廃していて、それが果して牧野なりや否やということでもめた。むこうの牧野というのは畑的なものをいつている。こつちは永年牧草地、又は全く荒廃したものまで拡大して解釈している。結局こつちのいい分がとうつたが、知事室に私が呼ばれて説明を求められた。すでに計画を樹てて、これから直ちに積極的にやる体制に入つているし、もう少し日時をかしてほしい。そうすれば他府県にまけるようなことはないと説明したんだ。GHQの相手は、予)としない。かんかんになつておこる。こういう進捗率であれば貴様は沖縄行きだぞと叱られましてね、沖縄行ではずい分ひや汗かきましたよ……。C つたですが……。(笑声)A C 項が随分あつたですね。E ころを遊ばしておくのは勿体ないということで牧野買収が初)つたのではないですか。B えがあつたと思う。我々は部長や課長が沖縄に行つてもさほど困らなか当時のGHQを批判してみたらどう(しようか。連中と日本政府との間に十分諒解ができていない事ハーデーという人が牧野の件であんな広々としたと底に流れているものは軍馬資源をなくするという考(了カ(始まで脱カ)179 第1節 農地改革と戦後開拓

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