ち米集荷量四〇万卜ン超について、需給環境の変化にも対応して販売していく体制を、早急に構築します。このため北海道米の販売は、①高品質米、②一般用途米、③価格訴求米の三区分を基本として、加工用米、規格外米等を加え、それぞれの生産・集荷・販売対策を明確化します。イ.上記四〇万トン超の販売体制構築の前提として、「北海道水稲優良品種地帯別作付基準」(平成一四年~一六年)を基本とした品種別作付体系の適正化を推進します。ウ.また、生産・集荷・販売フレームの目的は「消費者・販売先からのニーズ」に基づいた販売実勢と生産の合致であるが、作柄・品質や需給情勢の変動がさけられないこと、販売先から年間安定供給が求められること、米価低迷が継続していること等を踏まえ、全道共計・共販体制の中での柔軟な対応と用途別生産・集荷誘導対策を組み合わせることとします。エ.販売面では、品質・食味の大幅な向上と広域産地形成などによる特色ある米づくり、安全・安心のアピールと主食用途以外の需要確保の取組み等を背景に、主要卸への量的拡大のみならず、大手外食産業、米飯業、加工米飯製造業、酒造メーカーなど多様な実需者との顔の見える取引関係を今後とも構築していきます。オ.なお、産地努力の結果は、「米のガイドライン」に生産力・商品性・販売力の要素として反映されていきます。カ.また、全道共計共販の負担の公平性を確保する観点から、平成一一年より農倉保管料等における応益負担の導入、米需給調整・需要拡大基金への拠出金、啓蒙普及事業費拠出金の面積拠出への変更を行いましたが、今後も引き続き上記を基本に取り進めます。キ.今後、品位別販売フレームの実現化を図るため 256第2章 農業
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