北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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〔北海道の森林組合振興対策坂本三四一〕森林組合自立化に向けた政策増強林分の格付けをおこなつたこと。(北海道林業会館図書資料室所蔵)昭和二六年の森林法改正以来、協同組合として森林所有者が森林組合に直結し、漸次向上の傾向にあるとはいえ、林業後進性のため組合員の認識がひくく、真の協同組合として森林所有者の結集がなされていないので正常な発展を阻害されているものがおおく、いまなおその活動はみるべきものがないのである。森林所有者がその森林施業を改善し、林業経営を合理   化して所得水準の向上をはかるとともに本道における積雪寒冷単作地方土地生産の安定を企てるには、自主的に結集した協同の力によることが最善の方法であり、協同森林振興の必要性林業構造改善事業の展開北方林業会『北方林業』Vol.一一No.一一九五九年一月296第3章 林業11 (2) 

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