北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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北方海域新漁場転換対策・北転船の登場中型機船底曳網漁業による北方海域新漁場転換のための対策(主 旨)本道における「北海道総合開発計画」の一環としての「中型機船底曳網漁業総合対策」との関連において、中型機船底曳網漁業を新漁場に転換せしめ、北方海域の積極的開発を行なうことによつて沿岸漁業の振興と沿岸底魚資源の保護培養を図り、また、底曳漁業の恒久的経営の安定を期するものとする。(転換要領)沖合・遠洋漁業の躍進と水産加工の高度化北海道『中型機船底曳網漁業北方海域新漁場転換対策』一九六〇年昭和三五年一二月 一 二 三 四 北海道 1 2 五 1 漁 北緯四八度以北、東経一四八度以東、同一八〇度以西の海域とする。転換目標転換日標は、現有許可隻数の約三分の一の一〇〇隻程度とする。推進目標五ケ年間を目途として完遂するものとする。操業形態一の漁場で周年操業するものとする。(以下この形態を「専業船」という。)暫定措置として、現に中型機船底曳網漁業の許 型   場可を有する漁船で、この漁場に出漁する希望がある場合には、六ケ月間沿岸での繰業を停止することを条件として認めるものとする。(以下この形態を「当業船」という。)船 専業船は、原則として一〇〇トン以上三〇〇ト38312 第2節 高度経済成長期における生産力発展(2) 

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