○ 計 栽培漁業の推進栽培漁業の推進についての取組み案件は、ウニ、アワビに関するものへの志向が多いものの、具体的には、単なる種苗の放流にとどまらず、漁業者が取り組む体制を築き、餌料対策や資源・漁場の管理の徹底を図るなど、従来の経験と技術を繋ぎながらも、より確実なものへとステップ・アップしようとする取組みが進んでいる。また、コンブ養殖場の真下に漁場を立体的に活用する形でウニの増殖場を造成し、ウニの餌料の確保や漁場の有効活用を図る取組みや、人工的に造成した静穏域を活用する増養殖への取組みなど、新しい技術や発想を実践する取組みも目立っている。一方、ヒラメやサクラマスなど資源づくりに対する新たな取組み意欲も高く、具体的には、ヒラメについては人工種苗の放流体制づくりや海中養殖の企業化、サクラマスについては放流体制づくりに加え419第4節 グローバル化の進展とバブル崩壊後の水産業《地域の取組み方向》取組み方向件数構成比栽培漁業の推進240付加価値の向上操業体制の改善漁場の保全・復旧その他の取組み359備 考66.9%推進体制の整備、漁場造成等5715.9出荷体制の改善、地場加工等143.9再編、新規着業等123.3磯焼対策、施肥等合併等による漁協の経営安定、漁港整備、漁村環境の整備等3610.0100.0
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