北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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RGP……日産三五〇屯プラントを増設する。・原 木 調 原木増加量 ・動 力 設 大型高圧ボイラー トツプタービン 『ハコブネ 五 フイルター等の増設のみ行なう。 約三〇〇千㎥については米国産チツプを使用する予定である。 備達 -  二一、〇〇〇kW、ベースタービ二六〇屯/h ンとして従来(一三、五〇〇kW)より若干容量の大きいもの各一基を増設する。(苫小牧市立中央図書館所蔵 函館ドック株式会社社内報』№三三一九七一年七月A三一一)ワガ国ノ産業界ワ厳シイ国際経済界ノ中ニアッテ全般的ニ景気ノ沈静下ニアリマスガ、タダ造船界ワ二〜三年ノ受注量ヲ持ッテイルノデ、海運界ガ海上運賃ノ急激ナ下落ニアッテイルニモカカワラズ、目下ノトコロワ非常一基ニ多忙ヲキワメテイルノガ実情デアリマス。シカシ日本ノ輸出ノ伸長、外貨蓄積ノ増加ニカラミ、円切上ゲノ問題マタ輸出優遇措置ノ撤廃等、ソノ受注量ノ六〇%以上ヲ輸出船ニ頼ッテイルワガ国造船界ニトッテ、致命的な問題バカリガ山積シテ参リマシタ。以 上 モットモ一時的ニ海上運賃ノ低下ツマリ船腹過剰ノ現象ガ見ラレテモ、世界的ニ経済ガ成長ヲ続ケテイク限リ、世界的ニ物資ノ流動ワ増加シ、船腹ノ需要ワ拡大ノ一途ヲタドルト考エラレマス。シタガッテ一九七〇年ニワ約二、〇〇〇万総トンノ船舶需要ガアッタガ一九七五年ニワ約三、〇〇〇万総トンノ需要ガ見込マレ、毎年八%程度、船舶ノ需要ワ増加シテオリマス。発展エノ一大転換期創立七五周年記念日ヲ迎エテ   合田社長7 発展エノ一大転換期469第2節 高度成長期の大型投資

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