二〇ヶ所、甜菜採種工場一工場、甜菜秤量機二〇屯掛九八台、畜力噴霧器六五台等)を活用し、耕作者との間に存する深き理解を基盤として将来の増産に積極的に貢献致度、別紙計画書〈略〉により農林大臣宛工場建設許可申請書を提出致しました。就きましては事情御賢察の上弊社に指命せられます様格別の御配慮を煩度、御願ひ申上げます。昭和三十一年二月 フルヤ春の特売戦昨年の豊作で、菓業界も景気が回復するかとみられたが、相変らず売行き減退で、特に今年の二、三月は戦後最低であり、そのため各社共益々販売戦にシノギを削つ(日本甜菜製糖株式会社ビート資料館所蔵)古谷製菓株式会社『オールフルヤ』№一四 一九五六年六月ている…と業界紙は報じている。では、本年三月から開始された我が社の春の特売の片鱗を北から南へたどつて見よう。消費者向サービスを含めた北海道、東北の特売内容一、特約店サービス(A) 招待 (B) サービス券 ◎十万円でお好みの買物キヤラメル四〇〇梱に対し、Aコース(札幌―東京―湯河原―富士五湖―岐阜―名古屋)。二〇〇梱に対しBコース(函館―仙台―作並―山寺―上ノ山)。一〇〇梱でCコース(札幌工場見学―定山渓―中山峠―洞爺湖)、但し東北は二〇〇梱でC、一〇〇梱でBコース。ビスケツト五〇梱、サンド五〇梱、掛物一〇〇梱、中級ビスケツト二〇〇梱の夫々に対し、サービス券一口、一万円。但し、一ケ月一口纏つた場合に限る。三ケ月通算三本以上の場合は四本目より一本につき五、〇〇〇円増。三ケ月間通算六〇〇の場合は一万円。フルヤ春の特売線戦501第1節 大衆消費の時代へ 日 21
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