北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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昨年一昨年と需要期をひかえての商品不足のため、お得意様には非常に迷惑をかけました。今年は時期的にもお得意様に喜ばれることと思います。来年度合理化計画案きまる合理化三年目に当る来年度の設備合理化案は、大要次の通りに決定しました。これによりますと、来年度は一作A工場にその主眼がおかれています。昨年度よ()施行中の一作Bの第一次合理化計画は、本年未だ()に運搬コンベヤーと塗装コンベヤーが設置されるのを残して、一応完成したことになります。来年度の計画中主なものを拾つて見ましよう。           この報が出る頃には着工しておりますので、既に㈠ 一作A関係分加硫場仕上場の新築移転おわかりのことと思いますが、現在の加工場の西側広場に約一一〇坪が新築され、ここに加硫缶と仕上場が移転します。この外これに附随して出荷場が約り脱ママ二十坪新築されます。加工場現在の加硫場付近まで拡張され、加工方法、運搬方法がコンベヤーシステムに改善されます。準備場準備関係の大半が現在の仕上場付近に移転します。倉庫現在の準備場付近が倉庫になり、今の倉庫はゴム倉庫になる予定です手袋用加硫缶一月末現在のものより少しく大きな新しいものと交換されます。汽缶現在の二号缶が六月頃多管式に変り容量が大きくなります。それと同時に煙突は新しくコンクリート造りの大きなもの一本に変ります。この工場の汽缶は、現在まだいろいろ困難がありますが、出来れば重油燃焼に変更したいと考えています。第5章 工業・情報通信【消費財】(1) (6) (5) (4) (2) (3) 506

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