その他精錬設備の内、非常に老朽した一部が更新されます。㈡ 一作B関係分三、四、七号ロールの減速機が新しいものと変ります。加硫缶全部が自動温度調節になります。受電室ここの受電室は目下増築中です。これは、一作Aと一作Bの両工場をここで受電するための工事です。これは、一つには合理化計画の進展と共に電気動力の使用量が増大しましたし、また今後も増える見込なので、受電々力を増大するためのものです。第二には皆様既にご承知と思いますが、小樽市内の送電々圧が北電の三ヶ年計画で、昭和三十四年末迄に現在の三、〇〇〇Vが六、〇〇〇Vに変更になるからです。特に皆さんの周囲では、現在とあまり変化はあり㈢ ませんが、受電室内では今迄の三、〇〇〇Vの電圧が六、〇〇〇Vに変りますので一層ご注意ください。この工事が完成しますと、両工場の照明の故障が減り若干明るくなります。またここから勝納川沿いに一作A工場へ、三、〇〇〇Vで送電されます。奥沢天神町一帯では他に先がけて六、〇〇〇V受電になるわけです。来年の三月頃には完成の予定にしております。二作関係分主なる計画はボイラー関係だけです。一月には一号缶が新しいものと変りますが、その他はその儘です。新しいボイラーは現在の三倍の能力をもつておりますので、永らくご不自由をおかけした蒸気も余るとまではいきませんが、大いに改善される予定です。この工事のため、一月中は生産上その他あらゆる面でご不自由をおかけすると思いますがご協力をお願いします。507第1節 大衆消費の時代へ(3) (2) (1) (7)
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