北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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今次計画は例年と異り、来年度早期に工事が完了するのを願つて、いろいろ各方面にご無理をお願いして、既に一部は着工発註になつております。来年度の冬物生産が本格的生産開始になる五月頃には完成を予定しております。然しながらこの工事のため第二作業課は一月、第一作業課Aは四、五月頃生産に影響を及ぼすことと思いますので心からのご協力をお願いします。2 木工センターに対する勧告今回の運営診断は個別企業の指導に重点を置いたのであるが、小規模企業の実態は極めて深刻な事態に当面し北海道商工部『工場団地運営診断報告書(協同組合札幌木工センター) 昭和40年度』一九六六年(株式会社ミツウマ所蔵)ていることの多いことが判明した。今、直ちに種々の対策を講じなければならないが、これは個別企業の段階では、改善が不可能なものも多く、木工センターを中心とし、積極的に関係組合員企業側に働きかけ、経営内容を向上させるよう努めるべきであり、とくにつぎの事項に留意されたい。時把握し、適切な経営指導に努めるべきであり、このためには、木工センター内の組織として組合員の企業経営指導部門を設置することが望ましい。      ようにすべきであるが、家具、建具部門毎に、勘定科行い得ない状態の企業が依然としてその態様を改められていない儘、採算性を悪化させていることは遺憾である。施し、毎月試算表を、それも翌月上旬中に作成させる目の統一を図り、計数管理の指導に一貫性を持たせる小規模企業の実状はもとより、全組合員の実態を常とくに、組合員の経理記帳能力が低く、計数管理を少くても公認会計士等の協力を得て、経理指導を実木工センターに対する勧告508第5章 工業・情報通信【消費財】(1) 23 

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