工場はメーカーのショールームであるという考えを浸透させ、ユーザーに自信を持って、全てを開示できる工場とするよう変えていかねばならない。 「製造改革元年」である平成一七年度は、スタートの年であり、この実現こそが、「よつ葉乳業の再生」の達成である。2.農系乳業メーカーとして北海道の酪農生産者の負託にこたえ、より理解と支援を得るため「事業の見直し」を行い、不採算事業(所)の見直しをした上で事業からの撤退も検討する。事業は、牛乳・乳製品及びその関連事業の範囲とする。事業規模については、当社の能力(製造・販売・品質保証・損害賠償等)にあった規模とし、北海道で生産する生乳の一/三を処理することを目標とする。北海道産の生乳を原料として製造・販売することをコア事業の基本とする。仕入販売、委託製造・販売については、乳関連製品を中心とした範囲とし、販売者として消費者に原材料、製造工程等説明できるものとする。また、自社グループ従業員が確実に掌握、管理できる体制をとる。原料乳製品の販売先において、二次加工、三次加工に販売されるものについては、販売経路、製造状況、使用量等の掌握をしておく。輸入販売については、「ノルトミルヒバター事故」の教訓により、輸出元の工程、製品の安全性を確認の上、安全確認が出来る製品について輸入・販売の取進めを基本とする。今後の事業継続にあたって、財務体質の強化(収支の黒字化、借入金の圧縮)のため、不採算事業(所)の見直し及び検討の上で撤退、および遊休資産の売却等を促進する。また、これらの推進による創出人員については、道内工場に再配置し、安全・安心製品の生産の一助とする。第5章 工業・情報通信【消費財】(2) (3) (1) (5) (4) (6) 532
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