北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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〔4 テレビジョン放送〕衛星放送衛星放送は、全国を一波でカバーできること、高画質・高音質のサービスが可能であることから、積極的な研究開発が進められている。現在、NHKが放送試験衛星局(BS―二b)により衛星第一テレビ(一五ch)及び衛星第二テレビ(一一ch)で試験放送を行っている。なお、衛星第一テレビはオリジナル番組を、衛星第二テレビは地上放送の総合・教育番組を難視聴解消のために再送信している。道内における衛星放送の受信世帯数は、約四万一千世帯で、全国では一二四万八千世帯と発表されている。郵政省北海道電気通信監理局『北海道の情報通信』一九八九年5 テレビジョン放送の再送信のみを行う、あくまで補完的地位しか持っていなかった。チャンネルもの大量の伝送能力と、双方向通信が可能で、放送衛星・通信衛星との親和性があり、さらに総合メディアとしての機能を持っていることから、高度情報社会の形成に向けて、基盤的メディアとして成長し、大きな役割を果たしていくものと期待されている〈中略〉現在は、試験放送であるが本年八月には実用放送となり、かつ有料(カラー契約月二千円)となる予定になっている。平成二年夏にBS―三a、平成三年夏にはBS―三bの放送衛星の打ち上げが予定されており、本格的な衛星放送時代の到来に、大きな期待がよせられている。有線テレビジョン(CATV)放送もともとCATVは、主として難視聴対策として、しかし、CATVの特色は地域密着型であり、数十新たな放送(衛星放送・CATV)第5章 工業・情報通信【情報通信】        (3) 54640 

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