北海道現代史 資料編2(産業・経済)
586/1104

五人)であり、札幌市の世帯数は三〇年九月現在で約九万三、〇〇〇世帯(一世帯平均人員約四・五五人)であるから、世帯人員の相違を考えると一世帯当り平均支出額は約三、五〇〇円となる。従つて札幌市民の衣料品購買総額は三億二、五五〇万円となり、残り五、九三〇万円は他よりの購入と推定されるわけである。各店舗別の売上高を算出すると居住地域デパート専門店会小路 買会 の他 計  となる。又デパートを除く一店舗当りの売上高は、一日平均二二、〇〇〇円と推定される。(当所商店分布調査六、三五〇万円一六、七〇〇 五、七三四 六、三一〇 一、六一六 一、七七〇 三八、四八〇万円ロ、食料品ハ、文化品ニ、身辺細貨   そ購狸    〃〃〃〃〃    店舗数三一二に未調査地域商店を加えて三三〇店舗と推定計算)居住地域商店より購入する比率が圧倒的に高く七三・六%となつて居り、次いでデパート、購買会の順となつている。即ち食料品の如く家庭の主婦の購入するものはやはり近くて便利な居住地域商店を利用するわけである。これは全市の食料品関係店舗数が約二、〇〇〇あり、然も他品目に比べて最も品物の豊富な充実した店物が多いという事によつても明らかであり人口二一二人、四七世帯に付一店舗の割で食料品関係の店がある。デパートが三三・九%で最高の比率を占め、次いで居住地域、専門店会の順となつている。居住地域が三五・一%で最高、次いでデパート、572第6章 商業

元のページ  ../index.html#586

このブックを見る