北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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の設置、作業の標準化をはかり、パート・タイマー、中高年令者の活用を積極的に推し進めなければならない。人材の養成では、ヨーロツパにおけるマイスター制度(※)的な商業技術者の訓練制度の義務づけも考えられる。※スイス・西独において、義務教育終了後、商業に従事するものに職業訓練を義務づけている制度。取引慣行の是正流通活動をめぐる取引関係のうち不合理な慣行を是正しなければならない。北海道においても、手形決済期間の長期化、返品、派遣店員、極端な小口配送リベート制度などが問題である。リベート制度、再販売価格維持制度の再検討、ボリユーム・デイスカウント制度の導入、サイドを考慮したコスト決定など適正化基準の早期設定が望まれる。商業立地の適正化流通関連施設並びに商業諸施設の整備については、北海道全体の観点から広域適正配置を考慮する必要がある。地域別に個々の施設の適正配置を示すと、次のとおりである。599第3節 「流通近代化」の展開と大規模小売店舗法     (3) (4) 

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