北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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大谷地流通業務団地の整備大型トレーラーが走行できる道路網の整備冬期間の雪害対策のための条件整備函館、室蘭、小樽、釧路等フエリー船就航の施設の整備苫小牧、室蘭等、外航海運に対処するため大規模港湾の整備新たに札幌周辺に大規模航空貨物ターミナルの設置等整備充実が必要である。商品搬出入のためのシステム化物的流通活動に関連して、ラツク用搬出入装置お    よび商品仕分コンベアー装置の設置を促進する必要がある。北海道住宅都市部都市計画課『流通業務団地立地の都市機能等に及ぼす影響度調査について』(北海道立図書館所蔵)一九七六年1.大谷地流通業務団地の概要流通業務団地設立の経緯札幌市の人口は、近年著しい増加傾向を示し、昭和五〇年の国勢調査では、一二四万人を越え昭和三五年以降一五年間で二倍に増加し、北海道における政治、経済、文化、厚生の中心都市としてはもちろん、我国における北方拠点都市としての性格を一層強め著しい発展、膨張を続けており、特に行政、経済中枢管理機能の集積度が高い(別表一参照〈略〉)一方急激な産業、経済機能の集積及び人口の増加は都市施設に対する相対的な公共投資の不足とも相俟って都市機能の低下、生活環境の悪化をきたし市民生活に重大な影響を与える傾向が現われてきた。特にモータリゼーシヨンの激増は都心部の交通渋滞に一層の拍車をかけ流通機能の低下をきたすことが予測されたので、これらの対策として昭和四一年に制定された「流通業務市街地の整備に関する法律」にもとずき流通業務団地の整備を行ない、都心60313 第3節 「流通近代化」の展開と大規模小売店舗法(3) e) d) c) b) a) (1) 

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