北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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金払をすることができることとして同意する。泥炭地開発建設工事の能率について泥炭地開発は工事費の割高による計画、着手の遅延の   場  (人力                 他に建設工事の低能率による場合も多い。過去の泥炭地三〇㏋〔(馬力〕デーゼルパケツトエキスカ   ベーター                     一〇㏋組立式ベルトコンベアー                                                        編者注)農林省農地局『北海道の泥炭地』一九五三年(北海道立図書館所蔵)開発の工事の殆んどが人力による排水路掘さくであり、客土のみが軌道又は馬車(馬橇)による他は営農についても大規模な機械化はまれであつた。現在泥炭地において建設工事機械が使用されているのは石狩川水系篠津原野の排水事業であり、大規模に建設工事機械を利用して工事の能率をあげようと試みている。なおこの□()合の計画では人力との効率の比較は次のようになつている。三m以上掘さく    ⎧⎜⎨⎜⎩六〇㎥/h   捨土 三m以上    掘さく    ⎧⎜⎨⎜⎩〇・四三人/㎥  (泥炭土)単価 八八円四〇/㎥単価一〇一円〇五/㎥八七%一三%2 篠津泥炭地開発の機械施行効率比較653    ⎧⎜⎨⎜⎩距六離〇四㎥〇/m h   ⎫⎜⎜⎜⎜⎬⎜⎜⎜⎜⎭      ⎧⎜⎜⎜⎩粘泥土 炭土  (2) 第1節 戦後の混乱と北海道開発の推進、建設業協会設立へ

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