Ⅰ 石狩湾新港地域開発の目的と意義石狩湾新港地域の開発は、北海道の中枢的な役割を有する札樽圏において、物流需要の増大や生産規模の拡大等に対処しつつ、既成市街地の再開発と新市街地の形成を促進するため、石狩湾岸に適正な流通出を図るとともに、将来活発化が予想される北方圏諸国との交流の拠点的役割を担うことを目的として、昭和四七年八月に北海道開発審議会の了承を得て計画されたも石狩湾新港開発と56水害北海道開発庁『石狩湾新港地域の開発について』一九八七年六月のである。同地域の開発は、その開発効果が札樽圏はもとより、道央全域に及ぶことが期待されており、北海道の長期的、飛躍的発展を支える重要なプロジェクトとして、昭和五三年二月に閣議決定された新北海道総合開発計画においても、引き続き強力に推進することとしている。1.八月上旬豪雨災害(五六.九.一現在確定額)生産機能の創昭和五六年水害被害状況〈一九八一年〉八月豪雨災害被害総額について土木被害額 九三〇億五、一〇〇万円七三五億六、二〇〇万円発 局 一九四億八、九〇〇万円その他被害額 一、七七四億三、〇〇〇万円北海道建設業協会「会議関係書類綴 度」一九八二年(北海道立図書館所蔵)昭和56年第三節 産業構造の転換と公共事業の変 化 • 石狩湾新港地域の開発について(2) (1) 669⎧⎜⎨⎜⎩道開 ・市町村 (1) 第3節 産業構造の転換と公共事業の変化12 13
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