すなわち、目標年次の農林水産業と鉱工業をあわせた生産額は二兆円をこえ、道内生産所得総額は一兆四〇〇 総人 〇億円におよび、北海道経済の規模は昭和三五年度(以下「基準年次」という。)に比して、ほぼ二・五倍に拡大し、総人口は約五八六万人に達する。生産所得を産業別に見れば、第一次産業は一・六倍、第二次産業は二・七倍、第三次産業は二・五倍の成長を示すがその構成は、第一次産業の低下と、第二次、第三次産業の上昇によつて、それぞれ一五%、三四%、五一%となる。また、就業者は二三%増の約二六九万人に達するが、これを産業別に見れば、第一次産業は一三%減、第二次産業は五〇%増、第三次産業は四〇%増の変動を示し、その構成はそれぞれ二五%、二九%、四六%となる。この結果、北海道経済の構造は著しく高度化し、就業者一人当り生産所得は一・九倍(年率六・六%)に上昇する。なお、この計画に示された目標年次における経済の規模と構造および生産に関する諸指標は、計画の構想をくずさない範囲内で弾力的に解するものとする。(北海道立図書館所蔵)56(注) 1.価格は昭和35年度価格である。 2.( )は構成比を示す。区 分就業者数(〃)農林水産業生産額(億円)鉱工業生産額(〃)生産所得(〃) 第1次産業(〃) 第2次産業(〃) 第3次産業(〃)就業者1人当生産所得(千円)基準年次(35年度)A口(万人)5042182,3695,1986,061(100)1,399(23)1,766(29)2,895(48)278目標年次(45年度)BB/A年率5861161.52691232.13,9001655.116,18731112.014,135(100)2338.82,172(15)1554.54,770(34)27010.57,195(51)2489.55251896.6第1章 地域経済と経済政策
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