北海道現代史 資料編2(産業・経済)
704/1104

種  貨  バ  ハイヤー㈡ 之が統制団体として北海道貨物自動車運送事業組合北海道乗合旅客自動車運送事業組合北海道自動車整備統制組合 あり。業者の指導統制に当り業界の発展に努めてゐ る。㈢ 本道の自動車は太平洋戦争頭初は相当数の車輛を保有してあつたが、其の後新車の割当尠く整備も意の如くならず、貨物・乗用を通して約五割は廃車となつたのであるが、昨年元軍用自動車の払下により稍々整備されたけれど、終戦後燃料の割当少きため稼働率低く、進駐軍関係及び食糧燃料等の生活必需実  実  一、九七三 一、一七三  四二三     二四七   二、六四三 一、五七六二八三一二〇一、陸上小運搬業関係㈠   計ス物別在 動㈡ 物資並に民生安定の為の輸送に重点を置いて運営してゐる。(昭和十九年十月道内自動車数は二、六一一であり、現在は約五千五百輛、内可動車は約三千八百輛である)組織は全道同業者を一丸として北海道陸上小運搬業統制組合を結成して本部を札幌に置き、各警察署単位毎に支部(四十八支部)を置いてある。全道の組合馬総数は約二八、四〇〇頭(内専業一九、五〇〇頭、副業五、九〇〇頭、臨時二、九〇〇頭)である。之が輸送力は全小運搬量の約八〇%にして、戦後復興に資する馬搬の役割は実に重大であるが、現下最大の隘路は馬糧の不足にして、各業者は闇価格により不正入手の上辛ふじて稼働してゐる。これがため収支償はざるを理由に闇運賃を収受して居る者もあるので、指導取締に意を用ひてゐる。690第7章 建設業・交通【交通】

元のページ  ../index.html#704

このブックを見る