北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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終  点 これらの系統からなる路線長は、東西線約二〇㎞、南北線約二五㎞、計約四五㎞である。2 緊急整備区間高速軌道については、上述のとおり、基本計画として昭和六〇年を目途として、東西、南北両線約四五㎞の整備を検討したが、そのうちとくにつぎの区間については、市域の発展を考慮し、昭和五〇年までに整備することが緊要と考えられる。東西線  南北線  2─1 緊急整備区間の施工順位上記二〇㎞の緊急整備区間の施工順位としては、路面電車、バス等の輸送実績からみて、南北線のうち、北二四条~中島公園間を第一とすることが適当と考えられる。ついで、東西線のうち、東札幌~西二〇丁目間、も藤の沢周辺東札幌~琴似本通間   北二四条~真駒内間   計       しくは、南北線の残余区間を施工することの二案が考えられるが、一般的にみて、高速軌道の営業には、相当ていどの路線長が必要なので、先ず南北線を整備することがより適切と考えられる。2─2 大通、南一条を、南北線については、西二丁目、西四丁目、西五丁目並びにこれらの組合わせ等をそれぞれの経路として各路線における問題点を検討したが、こ約 八㎞れを要約すればつぎのとおりである。約一二㎞東西線約二〇㎞ 大 南北線緊急整備区間における都心部路線緊急整備区間における経路は、東西線については、 通 一〇五mの広幅員街路を利用でき、かつ中央駅施設に必要とする地積の確保が容易である。南一 条 上記のことがらが、極めて不利である。西二 丁目 国鉄函館本線との横断がやや容易であり、既設電車軌道との関連がないので、他に比し建設費は若干割安になると思われるが、高架部分704     第7章 建設業・交通【交通】

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