については創成川高速道路計画との競合が予想され、線形に曲線が多く、札幌駅との短絡が不便である。西四 丁目 ることおよび既設電車軌道との関連から建設費が若干割高になると思われるが、札幌駅との短絡が極めて容易であり、かつ系統全般からみて、その機能を十分に発揮しうる。西五 丁目 かつ札幌駅との短絡も可能であるが、函館本線以北の高架部分については電車軌道の撤去もしくは移設を必要とする。さらに南地区において著しく道路幅員が狭あいである。以上のことから、総合的にみて、東西線については大通、南北線については西四丁目を、それぞれ経路とすることが望ましいが、南北線については、経路を決定するにあたり、都市計画との関連について綿密に調査照合する必要がある。国鉄函館本線札幌駅のほぼ中心を横断す国鉄函館本線との横断が最も容易であり、とが望ましい。 3 〈中略〉なお、これらについては、つぎのことを配慮するこ東西線については、バスターミナルとの連絡路を確保すること。道路交通を確保するため高架部分の西二〇丁目(計画街路行啓通)曲線部については西保健所跡地等の利用を図ること。南北線については、国鉄輸送と市内高速軌道との総合的な短絡乗降地帯を確保すること。都市部における開口部ならびに高架部分については、既設道路の交通量を確保するため幅員について少なくとも二五mの街路計画とすること。また、大通、中島公園については、両線ともに地下を利用することとし、開口部等の施設についても、風致を害しないよう努めること。軌道構造705(1) (2) (2) (1) 第2節 輸送量の増大と迫られる近代化
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