北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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路面電車高速軌道の影響圏は片側五〇〇m~七五〇mとして計画したが、この影響圏内において競合する路面電車はすみやかに撤去し、路面電車が独立して、あるいは高速軌道と有機的に関連してその機能を発揮しうる地域において活用を図ること。バスバスについては、その補完的役割を果すため、現    本専門委員は、以上のように札幌市における高速軌道在の系統の再配置を検討するとともに、高速軌道の主要駅には、路線の乗り入れ方式を考慮すること。むすびの整備計画を検討したが、積雪寒冷地における都市輸送の実態から、冬季における路面交通の渋滞が深刻な事態に立ち至つていることを痛感し、大量輸送交通機関の整備が、市民の日常生活はもとより、産業、経済、文化の向上の面からも必要欠くべからざるものであることを銘記し、本計画をすみやかに実現に移されるよう希望する。このためには、政府および関係当局の強力な施策を期待するとともに、関係者が大局的見地に立つて協力し、本計画の実施に努力することを重ねて要望する次第である。○伊 小 ◎小 古 讃 高 高 津 札幌市高速軌道等調査専門委員名簿藤 森右衛門 小樽商科大学教授大久保 一 男  札幌陸運局自動車部長川 譲 二  北海学園大学教授川 博 三  北海道大学教授泉 栄 一   日本国有鉄道北海道支社施設調査役良   博  札幌商工会議所専務理事橋 恒 夫  北海道警察本部交通部長橋 敏五郎   北海道建設業信用保証株式会社社長田 賢 次   北海道開発コンサルタント株式昭和四二年七月七日現在 (アイウエオ順)   (2) (1) 708第7章 建設業・交通【交通】

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