北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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2.道内空港利用の推移本道の航空輸送の推移は、第一二表〈略〉のとおりで、三五年に比し四一年は約三・七倍の伸びを示している。また第一三表〈略〉の空港別旅客調に示されるとおり、千才空港の利用が圧倒的に高く、四一年における本道対本州間空港の旅客八六五、六三六人のうち、千才―東京間は一二九、七五七人で八四%を示している。―第一四表〈略〉―稚内・利尻・女満別・中標津・紋別等の空港については、航空保安設備の不備もさることながら、第一五少いことなどによつて夏季間のみの運行を確保しているにすぎないが、各地元においては、遂年運航確保のため、道、国に対し保安施設の整備及び財政援助の要望が出ている。貨物の輸送については第一六表〈略〉に示すとおり年を追つて増加を示しており、道内の取扱い量も第一二表〈略〉に示すとおり、気象条件が悪く、又利用客の表〈略〉に示すとおり全国とほゞ同様な推移をみせて〈一九六九年三月二七日〉いる。道内の取扱い量の大宗は、対本州のものであり、四一年における貨物取扱量の八六%は千才空港で取扱つている。1.本事業開設の意義についてA.太平洋ベルト地帯は高度成長の桧舞台として、日新日本海フェリー㈱設立趣意書本経済の発展に大きな、貢献をして来ましたが、今や其の蔭に過密に依る種々の公害を惹起し之れ以上の集中は国民の健康な生存に斎()しく、憂慮する段階小樽商工会議所「新日本海フェリー㈱関係綴会頭用」(北海道立図書館所蔵)① 新日本海フェリー㈱設立趣意書新日本海フェリーの設立と小樽港727  斉  第3節 モータリゼーションと交通再編35 

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