北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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一.道内高等学校における採鉱科設置状況一覧 一週間の内何時間かは現場実習と称し勤労の体験を通じて教育するという授業形態をとって全くユニークなものであったため、教育効果も上ったようです。若干の給与が支給される上に卒業後の就職が保障され、待遇も準職員・職員の途が開かれていたことから中卒者には人気があり、相当の志願者もあったようです。しかしこの養成昭和四九年八月調査所も、炭鉱の閉山と、高校進学率の向上に伴って姿を消し始め、昭和四九年三月三井芦別炭砿、五〇年一月住友赤平砿、五〇年三月釧路太平洋炭砿の養成所が一度に閉校して、全く若い炭砿マンの養成機関はなくなったのです。〈中略〉学 校 札幌工業高等学校夕張工業高等学校函館工業高等学校小樽工業高等学校設置年月日大正五年一〇月四日昭和四七年三月三一日大正九年四月一九日昭和一三年五月一八日昭和三八年三月三一日昭和一四年三月二〇日昭和二九年三月三一日廃科年月日卒業生徒二、〇二〇名一、四四三名一、一三一名(採鉱冶金一一七名)採鉱科 廃科当時の施設(現有率%)名)考設備(現有率%)五四三㎡(三九・七%)七四、〇六五千円(三八・五%)(二九・一%)四〇五㎡一一、三九八千円(五三・二%)三八九㎡(三九・〇%)五八七名二八七千円(五五・〇%)三六八名三九九㎡(   備  T九~S四七年 採鉱科T九~S四七年 採鉱科S四八~    地質工学科S一四~三三年 採鉱科S三六~三八年 採鉱冶金科S三九~四八年 冶金科S四九~    金属工業科S一六~二九年 採鉱科  798第8章 鉱業・エネルギー【鉱業】

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