北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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かく粉砕され、浮遊選鉱法(水中で金属分が気泡に付着し浮上分離する)により銅精鉱、鉛精鉱、亜鉛精鉱、硫化精鉱を分離回収しています。当社は浮選工程の精選回路にコラム浮選機を採用しました。これは今までの浮選機と比較し、縦長で設置床面積が小さく、メンテナンスが容易であり、電力消費も少なく、また選鉱成績面では、以下に示す特徴があります。洗浄水によるフロス洗浄効果疎水性鉱粒の気泡からの機械的脱着がない気泡径を小さくできる鉱粒と気泡の混合状態が均質精鉱は、真空あるいは加圧脱水処理した後出荷されます。精鉱を回収した残りの廃さいは、ポンプで廃さい堆積設      施  場までパイプ流送され、堆積されます。設備管理と省エネルギーの推進(北海道立総合研究機構エネルギー・環境・地質研究所所蔵)ディーゼル発電機ディーゼル発電機は、当鉱山の使用電力の約六〇%、五、〇〇〇kWを供給しています。加えて、暖房および吸収冷凍機用に、蒸気を供給しています。第六立坑巻上機当鉱山の大動脈である二台の巻上機二〇〇kW巻上機…人と資材の運搬七五〇kW巻上機…鉱石運搬(4) (1) (3) (2) 835第4節 戦後の北海道鉱業

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