北海道現代史 資料編2(産業・経済)
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四二三千円となった。なお、当社は、平成九年六月一日を期して千歳市のガス事業を譲り受ける契約を千歳市と締結し、平成九年五月二〇日に北海道通商産業局の許可を受けた。(対処すべき課題)当社は、かねてより準備を進めてきた札幌地区の天然ガス転換作業に平成八年五月九日より着手し、予定どおり初年度の転換作業を終了した。今後についても、為替レートや原料価格の動向が予断を許さない状況にあることや、大口ガス供給に係る規制緩和及び各種エネルギー間の垣根を越えた競争の激化など、当社をとりまく経営環境は一層厳しさを増してくるものと思われる。当社としては、クリーンで高カロリーの天然ガスを普及拡大し、寒冷地技術開発や天然ガス利用技術の導入に積極的に取り組むことによって、地域社会の発展に寄与してゆく。また、経営全般にわたる一層の合理化及び効率化を進め、業績の向上に最大限の努力をしてゆく。1 経   過   委員会においてソ連側から提案されたものであるが、この提案にもとづき日本側の交渉団体である経団連は「天然ガス懇談会」を設置して実現方式を討議することとした。(日ソ経済合同委員会への提案に至るまでの経過は別五、〇〇〇㎉で表示している。また金額には、消費税は含まれていない。北海道企画部計画第四課「北海道総合開発委員会 工鉱エネルギー部会」一九六九年「サハリン―北海道」天然ガスパイプライン構想についてこの構想は四三年一二月開催の第三回日ソ経済合同(北海道瓦斯株式会社所蔵)(注)ガスの数量は、本有価証券報告書ではすべて一㎥当り85935 「北サハリン」天然ガスパイプライン構想第3節 原子力・天然ガス・再エネの時代

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