添資料参照〈略〉)2 提案の内容ソ連側では天然ガスの対日供給を次の二段階に分ける考え方を持っている。(日ソ経済合同委員会におけるソ連トーキングペーパー参照〈略〉)第一段階オハ油田からサハリン南端までの一〇〇〇㎞の間に年間輸送能力一〇〇億㎥のパイプラインを一九七一年までに建設しサハリンガスを年間二〇~二四億㎥供給する。第二段階ヤクーツクとサハリンの間(約三、六〇〇㎞)に ソ連提案の天然ガス供給構想にもとづく日本側の受年間輸送能力二〇〇~二五〇億㎥のパイプラインを建設し、ヤクーツク天然ガスをサハリンガスと併せて年間一〇〇億㎥供給する。3 日本側における天然ガス受入構想の概要入構想は経団連の天然ガス懇談会で検討されることになっているが、この懇談会事務局に提出された丸紅飯田の計画案の概要は次の通りである。パイプライン計画パイプラインは、宗谷海峡を経由し、稚内から南下し、苫小牧、室蘭まで敷設する。ガスの輸送圧力は、ソ連側がサハリン南端において七〇㎏/㎠に昇圧することが前提とする。(末端室蘭で二五㎏/㎠と予定)(2) (1) (1) 860第8章 鉱業・エネルギー【エネルギー】
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