金融機関の統合〈一九九九~二〇〇四年〉1.信用金庫・信用組合の状況(平成一一年から一六年)北海道拓殖銀行破綻から二年後の平成一一年一二月一 「北央信用組合」として発足した。北央信用組合はさら三日、専和信用組合(札幌市)が経営破綻した千歳信用組合(千歳市)と共同信用組合(札幌市)を事業譲受、に同一四年五月七日、前年の六月二二日に経営破綻を表明していた旭川商工信用組合(旭川市)を事業譲受した。平成一二年三月一九日、根室信用金庫(根室市)と厚岸信用金庫(厚岸町)が合併し、新生「大地みらい信用金庫(根室市)」として発足した。札幌信用金庫90年史編纂委員会『札幌信用金庫九十年史』二〇一二年(北海道立図書館所蔵)平成一三年七月九日に空知商工信用組合(美唄市)が破綻した道央信用組合(滝川市)を事業譲受した。同年一〇月九日には北海信用金庫(余市町)が道央信用金庫(札幌市)、夕張信用金庫(夕張市)と合併し、新生「北海信用金庫(余市町)」として発足した。平成一四年には、一月四日に旭川信用金庫(旭川市)と富良野信用金庫(富良野市)が合併し、新生「旭川信用金庫(旭川市)」として発足した。三月四日には小樽信用金庫(小樽市)が、破綻した小樽商工信用組合(小樽市)を事業譲受した。七月八日には釧路信用組合(釧路市)が、破綻した網走信用組合(網走市)を事業譲受した。北海道の信用金庫数は、平成一五年の当金庫と石狩中央信用金庫の合併を含めて、同一一年から五年間で、三一の信用金庫が五金庫減少して二六信用金庫となった。(北海道立図書館所蔵)〔第5章 北海道の信用金庫、信用組合が相次ぎ営業譲渡と合併へ〕913第2節 北海道拓殖銀行の破綻とその影響13
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