%ダウンしたが、今年はほぼ昨年並みの見通しだ。園内のグリム童話と中世ドイツの街並みの世界は「十勝農業と歴史的つながりがあるドイツがテーマ」と西惇夫社長。「土地柄とマッチしたホンモノ志向」のテーマに、大型遊具という娯楽性が加わって不景気の影響を何とか食い止めた。登別時代村は今年、一億円を投じて迷路屋敷など二つの施設を店開きした。江戸時代の建物群に剣劇などのアトラクションが呼び物で、幅広い層に人気があるが、入り込みは減少傾向にある。「経営的には窮屈だが、ここで思い切った投資をして施設を充実させなければ、お客さんはもっと減ったかもしれない」と長沼進常務は話す。登別マリンパークニクスも来シーズンに向け、三億円章 路線をより打ち出す」(桂政勝営業部長)ためだ。以上をかけて遊園地を造る。狙いはずばり「ファミリー十一月下旬の芦別市議会。林市長は「入場料(大人二千円)の引き下げ、場合によっては無料化も検討事項だ。炭鉱から観光への基本路線は守り、営業は継続したいが、厳しい方向に向かっている」と述べた。これ以上の赤字は背負い切れない、という市議会や市民の声を前に、営業内容の大幅縮小や市営公園への移管も選択肢に上っている。しかし、カナディアンワールドに対しては「バブル経済とともに生まれ、バブルが去って終わりではあまりに寂しい」との声もある。同教授は「ひとり芦別市だけの問題ではない。第三セクターに出資している国や民間を含め、再構築の論議をすべきだ」と提言する。1 の魅力、豊富な味覚、温泉などの多彩な観光資源に恵序 観光振興基本計画策定の趣旨北海道は、豊かな自然環境や鮮明な四季の変化、冬北海道経済部観光局『新北海道観光振興基本計画』一九九八年観光振興計画の再構築第9章 金融・観光・サービス業【観光】94229
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