2 調査結果の概要リゾート構想の状況最近のリゾート構想の推移をみると、経済情勢の変化などの影響による民間事業者の撤退や民間投資意欲の減退などから、登載される構想数が減少傾向にあり、その中で、民間、第三セクターによるものの減少が顕著となっている。構想の推進状況(熟度)をみると、事業の一部に着手あるいは施設の供用が開始されているリゾート構想は七六件で、全体の八割以上を占めている。また、今回の調査で事業完了したものは五件となっている。なお、市町村における具体的なリゾート整備における課題としては、事業資金の確保、関係法令等の許認可との調整、交通アクセス等のインフラ整備などを挙げているものが多く、それぞれの構想に基づき、慎重かつ着実な推進が必要となっている。市町村数及び構想数ア 市町村数・構想数の状況リゾート構想は、平成三、四年度の一二九構想をピークに減少しており、平成一〇年度は八八構想となった。また、これらの構想を計画し、あるいは進めている市町村は平成三、四年度の一一〇自治体から平成一〇年度は八〇自治体となった。なお、今までに事業が完了した構想(一二構想、一二自治体)を合わせると、一〇〇構想・九二自治体がリゾート整備を推進している。(北海道立文書館所蔵)第3節 北海道観光の見直し(2) 945 (1)
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