北海道現代史 資料編3(社会・文化・教育)
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であった時任正夫はこの中で、理事会は幼稚園教諭、保母養成所の教育内容を充実するために、道内の幼児教育の充実は北星学園の設立の趣旨に適うものであること、新設の女子短期大学に幼児教育学科を増設することは札幌における保育者養成の伝統を継承し発展させるものとして理事会も望んでいるとの見解を示した。事が指名する副知事を会長とし、総務部長ほか知事部局及び教育庁の関係部長を委員とする。協議会は「地域生活圏の形成」を課題として掲げ、各地域の中核都市の都市機能(医療・教育・文化・情報等)の中でも高等教育が果たす役割はとりわけ重要だと述べる。に対する異議申立ての気運が高まっていたことを示す。きく上昇するなかで、高専は当初より持っていた地域性を保持しつつ、技術教育機関として果たすべき役割を国際化への対応等を視野に入れ展開すべきと説く。資料13は、北海道高等教育拡充整備促進協議会が策定した北海道の高等教育に関する基本方針である。協議会は知資料14は、高等専門学校(以下、高専)の学生の自主的・全国的な交流の中で、高専においても管理主義的な教育資料15は、函館工業高等専門学校教授小林盛氏(当時教務主事)による回顧と展望である。高等教育進学率が大998   第2部 教育 第8章 高等教育

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